特性表剛性（ヤング率）ランキング

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剛性（ヤング率）ランキング

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剛性とは

剛性、またはヤング率（弾性係数）は、材料の弾性変形に対する抵抗力を示す指標です。具体的には、材料にかかる応力とそれによって生じるひずみの比率を表します。高いヤング率は高い剛性を意味します。

剛性ランキング表

順位	材質名	ヤング率（GPa）	特徴
1	炭化ケイ素：SiC	410 ～ 440	耐熱性、耐摩耗性に優れ、高硬度のセラミック。半導体プロセスの部材や耐摩耗部品に使用される。
2	タングステン：W	403	高密度、高融点の金属で、耐熱性が非常に高い。電球のフィラメントやX線管の陰極に利用。
3	アルミナ：Al₂O₃	370	高硬度、高耐熱性のセラミック。絶縁体や耐摩耗部品、人工骨にも使用される。
4	モリブデン：Mo	327	高強度、高融点の金属。電子機器、航空宇宙、熱交換器に用いられる。
5	窒化ケイ素：SiN	290 ～ 300	高硬度、耐熱性、耐衝撃性に優れるセラミック。エンジン部品や耐摩耗部品に利用される。
6	ハステロイ：Ni-Cr-Mo	170 ～ 220	耐腐食性に優れたニッケル合金。化学工業で酸や塩素を取り扱う器具などに使用される。
7	鉄：Fe	205	地球上に多く存在する金属で、磁性を持つ。建築材料や自動車部品など非常に幅広く使われている。
8	純ニッケル：Ni	200	優れた耐腐食性と加工性を持つ。食品加工、化学工業、電池の製造に利用。
9	SUS304：18Cr-8Ni	193	耐腐食性と加工性に優れたステンレス鋼。食品加工機器や建築材料に広く使用される。
10	タンタル：Ta	185	非常に高い耐腐食性を持つ金属。電子機器のキャパシタや医療用インプラントに使用される。
11	コバール：Ni-Fe-Co	159	熱膨張係数が低いニッケル合金。精密機器の部品やガラスとのシールに用いられる。
12	インコネル600：Ni-Cr-Fe	157	高温強度と耐酸化性が高いニッケル合金。炉のライニングや航空機エンジンの素材に適している。
13	インバー36：Ni-Fe	140 ～ 150	熱膨張係数が非常に低いニッケル鉄合金。精密機器や測定器の部品に使われる。
14	銅：Cu	130	優れた電気伝導性と熱伝導性を持つ。電線や配管などに活用されている。
15	ベリリウム銅：BeCu	127	高強度、非磁性、良好な電気伝導性。非火花工具やスプリングに利用される。
16	ニオブ：Nb	103	優れた超伝導特性を持ち、耐腐食性が高い。粒子加速器やMRIの磁石に使用される。
17	アルミニウム：Al	71	軽量で錆びにくい金属。航空機の構造材料や飲料缶などに利用される。
18	熱分解黒鉛：PG	20	高い熱伝導率と電気伝導率が特徴。電子機器の熱管理部材などに使われる。
19	熱分解窒化ホウ素：PBN	18	熱安定性と化学安定性に優れる。半導体製造装置の部材などに活用。
20	窒化ホウ素：BN	71	軽量で錆びにくい金属。航空機の構造材料や飲料缶などに利用される。

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