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モリブデン販売

モリブデンは体心立体格子の結晶を持つレアメタルの一つです。大きな特徴はその融点にあり、金属の中で5番目に高い融点2620℃を誇ります。モリブデンはステンレスの添加剤として使用されたり、二硫化モリブデンとして潤滑材の役割を発揮することが多い金属ですが、高融点の他に熱膨張率の低さと言った優れた機械的特性、タングステンより容易な加工作業性という特徴を活かし、高温炉のヒーターやリフレクター、パワーエレクトロニクスの半導体基板、スパッタリングターゲットなど、さまざまな用途で活躍しています。
モリブデン板の取り扱い標準仕様
「業界最大級の圧延設備で製造されたモリブデン板をご提供しております。ご使用用途などのご要望に応じてクロス圧延・酸洗い・溶射といった特別な処理にもご対応しております。
板厚(mm) | 最大幅(mm) | 最大長さ(mm) | 冷間圧延 | 平面研磨 | ラップ研磨 |
0.07t | 380 | 950 | ● | ||
0.1t | 380 | 1000 | ● | ||
0.15t | 380 | 1000 | ● | ||
0.2t | 610 | 2500 | ● | ||
0.3t | 610 | 2500 | ● | ||
0.5t | 610 | 2500 | ● | ● | |
0.8t | 610 | 2500 | ● | ● | |
≧1.0t | 610 | 2000 | ▲ | ● | ● |
モリブデン丸棒の取り扱い標準仕様
モリブデン棒もご提供しております。最大φ1500までの焼結が可能です。
円筒研磨などお客様のご要望にも柔軟に対応しております。
径(mm) | 最大長さ(mm) |
Φ1.0 | 2000 |
Φ10 | 2000 |
Φ50 | 1000 |
≧φ100 |
モリブデンの特徴
期待できる特性
【高温耐性】
高温の環境でも安定性が高い
【高い熱伝導率】
熱の移動性が優れている
【低い熱膨張係数】
熱で体積が膨張しずらい
【優れた加工性】
加工が施しやすい
使われている分野
どんな加工ができる

よく添加する材料

モリブデンの化学成分(24667)
モリブデンの化学成分は次の表の通りです。
Si | Al | Fe | Cu | Mg | Ni | Mn | P | K | Na | Ca |
0.0007 | 0.0010 | 0.0021 | 0.0003 | 0.0004 | 0.00012 | 0.0003 | 0.0002 | 0.0003 | 0.0002 | 0.0005 |
Pb | Bi | Sn | Cd | S | C | O | N | Cr | Mo | – |
0.0002 | 0.0001 | 0.0002 | 0.0001 | 0.0002 | 0.0025 | 0.0030 | 0.0020 | 0.0002 | Ballance | – |
モリブデンの物理的特性
モリブデンは高融点の他に、低い熱膨張係数、高い弾性率、高い熱安定性、優れた熱伝導性という特徴を持っています。タングステンと同様に高温に強く変形し難いという素晴らしい特性を持っている事から、真空工業分野において優れた特性を発揮します。そして加工作業性も容易である事から、万能材料モリブデンと言っても過言ではありません。
モリブデンの物理的特性
原子量 | 95.95 | ||
融点 | K | 2893 | |
沸点 | K | 5073 | |
密度(20℃) | g/cm3 | 10.2 | |
熱膨張係数 | 20℃ | 10-6/K | 5.3 |
20℃から1000℃ | 5.8 | ||
20℃から1500℃ | 6.5 | ||
比熱 | 20℃ | J/g・K | 0.25 |
1000℃ | 0.31 | ||
2000℃ | 0.44 | ||
比電気抵抗 | 20℃ | Ω・mm2/m | 0.052 |
1000℃ | 0.27 | ||
1500℃ | 0.43 | ||
2000℃ | 0.6 | ||
熱伝導率 | 20℃ | W/m・k | 142 |
1000℃ | 105 | ||
1500℃ | 88 |