レアメタルのすべてをサポートする会社

超高精度研磨

~難加工材に対応する統合型ナノ加工技術~
ホーム > 超高精度研磨

ナノレベルの精度が求められる時代へ

近年、半導体、航空宇宙、医療機器、精密機械といった先端産業では、ミクロン単位からナノレベルの加工精度が要求されています。
微細な誤差が最終製品の性能を大きく左右するため、製造工程の中でも「研磨」は極めて重要な役割を担います。

特に、タングステンやモリブデンなどの難加工材、そしてSiCやアルミナといったセラミックス材料は、優れた特性を持つ一方で、加工難易度が非常に高く、従来の技術では安定した精度を出すことが困難でした。

こうした課題に対し、株式会社アローズは、日本国内の最先端研磨メーカーを統合し、単独企業では到達できない高精度加工を実現
国内外の加工拠点を連携させた“統合型ナノ加工ソリューション”を提供しています。

技術統合による“最適解”の提案

アローズの最大の強みは、「自社だけで全てを行う」のではなく、日本全国のトップレベル加工メーカーと連携し、最適な工程を設計・統合できることです。

超高精度研磨は、単一の工程では完結しません。
粗加工、精密研削、鏡面仕上げ、測定・補正といった複数工程を一貫して管理することで、初めてナノレベルの仕上げが実現します。

アローズは、各工程に最適なメーカーを選定し、設計~加工~測定~納品までを一元管理。
全工程の品質・進捗・納期をプロジェクトマネジメントの視点で最適化しています。
これにより、難加工材であっても、仕様通りの寸法・形状・表面品質を安定的に再現可能です。

「確かな技術 × 正確な測定」で保証される品質

アローズが提供する超高精度研磨ソリューションは、技術力と測定力の両輪で構成されています。 すべての製品は、20℃で恒温管理された検査室にて、三次元測定機・真円度測定機・表面粗さ測定機を用いて検証。 さらに、測定データを添付して納品することで、仕様への適合を確実に保証しています。

この「確かな技術 × 正確な測定」の組み合わせが、アローズの掲げる“最高品質の研磨ソリューション”を支える要素です。顧客は、数値化されたデータをもとに、安心して品質を確認できるという点も大きなメリットです。

世界トップクラスの精度を実現

アローズの提携ネットワークが実現する研磨精度は、世界的にもトップクラス。以下は代表的な実績値です。

精度項目 実績値 備考
円筒度 0.002~0.005mm以下 高精度砥石+測定補正による安定精度
真円度 0.0015mm以下  
平面度・平行度 0.002~0.01mm以下  
表面粗さ Ra0.01~Ra0.005μm対応 光学部品・金型に最適
同心度 φ0.005mm以下 2μm保証も可能
これらの数値は、単一工場の実績ではなく、複数の国内協力メーカーによる最適組み合わせで実現されています。
アローズは、各メーカーの得意分野を最大限に活かしながら、安定した品質を保証する体制を築いています。

加工範囲と対応材質

アローズの研磨ソリューションは、形状・材質の両面で高い汎用性を持ちます。

対応形状

  • 円筒研磨(外径Φ3~Φ400mm、内径Φ0.5~Φ300mm)
  • 平面研磨(最大500mm×400mmまで)
  • プロファイル研磨(R形状・テーパー・楕円・カムなど特殊形状)
  • 治具研磨(穴ピッチ精度0.002mm以下)

対応材質

  • 難加工材:タングステン(W)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)
  • セラミックス:SiC、SiN、アルミナ、ジルコニア
  • 金属:ステンレス、銅合金、アルミ合金
  • 樹脂:PEEK、PI、PTFE、アクリル、PC など

これにより、光学部品・金型・放熱部材・精密治具といった、幅広い分野の要求に対応可能です。

タングステン円筒部品の超高精度加工事例

アローズの代表的な成功事例として、タングステン製円筒部品の超高精度研磨があります。
この部品は、半導体製造装置や電子顕微鏡の内部構造に使用される高性能部品であり、高密度・高硬度・高融点という特性から、非常に加工が難しい素材です。

要求仕様

  • 材質:タングステン(W)
  • 外径:φ150±0.01mm
  • 内径:φ60±0.01mm
  • 円筒度:0.005mm
  • 同軸度:φ0.005mm
  • 平面度・平行度:0.01mm
  • 表面粗さ:Ra0.2μm
  • 重量:21.43kg

技術課題

タングステンは硬く脆い性質を持つため、工具摩耗や振動による熱変形が発生しやすく、通常の研磨では精度を維持できません。
アローズはこの課題に対し、専用砥石の開発と工程の分業最適化によって突破口を開きました。

加工フロー最適化

工程 担当 内容
① 成形 中国工場 粗加工(±0.01mm)
② 超精密研削 国内A社 特注砥石による精密研削:円筒度0.00373mm/同心度0.00097mm達成
③ 表面仕上げ 国内B社 Ra0.2μmのミラーフィニッシュを実現
④ 品質保証 アローズ 最終測定・データ添付・レポート提出
このように、国内外の技術を連携させることで、 “精度 × 品質 × コスト”を高次元で両立することが可能になりました。

単なる研磨ではなく“プロジェクト統合力”が価値

アローズのソリューションは、単なる研磨受託ではなく、プロジェクトマネジメント型の加工支援サービスです。

  • 超精密研磨技術のマッチング力:要求仕様に応じて最適工場を選定。
  • 難易度の高い案件への対応力:通常では不可能な公差(1μm未満)も達成。
  • 品質保証とコスト最適化の両立:海外粗加工+国内仕上げのハイブリッド体制。
  • ワンストップ対応:設計段階から工程設計、測定、納品まで一貫対応。
単に精度を追求するだけでなく、顧客の製品開発を成功に導く“技術プロデューサー”としての役割を果たしています。

アローズが選ばれる理由

項目 アローズの強み
技術統合力 国内外の最適技術を組み合わせる柔軟性
精度保証 測定データ付きの品質保証
難加工材対応 タングステン・セラミックスなど高難度材にも対応
コスト最適化 海外粗加工+国内仕上げのハイブリッド対応
実績 半導体・医療・航空分野の高精度部品実績多数
アローズは、「確かな技術」「正確な測定」「最適な工程設計」を組み合わせ、顧客に*安心して任せられるパートナーとして選ばれています。

アローズが選ばれる理由

難加工材や高精度部品の量産化において、研磨工程の最適化は避けて通れません。
アローズは、単なる研磨会社ではなく、ナノレベル精度を実現するためのソリューションパートナーです。

「確かな技術 × 正確な測定 × 最適な管理」
それが、アローズが提供する“超高精度研磨ソリューション”の本質です。

難削材の精密研磨ならアローズにご相談ください

タングステン・モリブデン・タンタルなどの材料調達、加工、研磨、検査まで一貫対応
豊富な加工実績とノウハウと確かな品質の製品をお届け

トップへ戻る
アローズでは、レアメタル製のボルトナットを常時販売しております。
大学などの研究機関向けが多いです。
もちろん一般の企業様にも販売しております。
超極細M1のナットも対応可能ですし、六角穴付きボルトも問題ありません。
頭の形状、首下の長さをご教示頂ければすぐお見積り致します。
例)すり割り M5x6L 10本